第30回全国JDAダンスコンクール
毎年5月の連休中に東京で開催される日本ジャズダンス芸術協会主催のダンスコンクールに今年は3組を引率してきました。
ジャズダンスの位置付けは日本ではなかなかに難しく、クラシックバレエはもちろん昨今広く認知されてきているヒップホップなどのストリートダンスに比べてその人口はあまり多くないのが現状です。ですので、ジャズダンスで権威あるコンクールとなると日本ではほとんどありません。逆に言えば、ジャズダンスでコンクールを目指すダンサーはその数少ないコンクールにエントリーしてくるわけですから、賞を取るにはやはりそれ相当の努力と実力が必要になってきます。
EOSを開校した時からひとつの目標としてきたコンクールへのエントリー。それを今回叶えてくれたのが、育成コースの6名と竹内バレエスタジオ所属の1名の計7名の生徒でした。
みんなももちろんコンクールは初挑戦。
コンクールは順位も点数もつきます。
ダンスの一番の良いところは人と比べずに個性を伸ばして表現して踊れるところ。私もダンスのそこが素晴らしいと常々思っていますし、だからこそ一人でも多くの人にダンスを経験して欲しいとスタジオを開校しています。年に一度の発表会もその想いの延長線上にあります。
しかし、コンクールとなるとそんなダンスの全く別の顔が表に出てきます。
どれだけ弱い自分と向き合い、自分から逃げず、自分に厳しくなれるか。
時代が変わっていき、指導方法やメンタルのアプローチが変わっていったとしてもその部分が未熟であればそれなりの結果になっていきます。
ですので、私たちの関わり方も一気に厳しくなります。
いわゆる記念受験のようには絶対にしたくはありません。一人一人が将来を見据えて必ず糧となる経験にしていって欲しいので私達も全力でぶつかります。
そういった意味でも今回の7名は本当に大変な道のりだったと思います。
なぜなら、やはりその道を極めていく人というのはそれなりの理由があるからですし、自分の人生をかける時そこに限りなくアプローチしていくべきだと思うからです。
けれど本当はそれをつらいと思わずに日々をダンスと共に居られる人がきっと将来に繋げていくことができるという想いもありますが。。
いずれにせよ初めての経験。
みんな本当に頑張りました。
諦めませんでした。
逃げませんでした。
それでもダンスを楽しんでいました。
終わったあと、「来年も挑戦したい」と言う声を聞いて先生達も既に意識は次にあります。これからも育成コースはビシバシいきます!
他の団体や個人をみて、自分の足りないところやもっと良くできたところ、ダンスの素晴らしさやそこに注ぎ込んだ時間の大切さ、たくさんの発見をしていてくれたら嬉しいですね。
最後に大切な生徒をジャズダンスのコンクールに送り出してくださった竹内先生方ありがとうございました。
以下、受賞
長谷部めい、吉田萌々香、五十嵐沙花、佐藤小晴(チーム名:EOS DANCE STUDIO)
ジュニア部門 入賞(予選7位)
杉原芽空(竹内バレエスタジオ所属)
ジュニア部門 奨励賞