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旭川のダンススタジオ EOS DANCE STUDIO のブログ

Alvin Ailey ワークショップ

アメリカを代表するダンスカンパニー Alvin Ailey American Dance Theater(AAADT)。大変光栄な事にその現役ダンサーによるワークショップを開催する事が出来ました。

 

奨先生の留学先でもあり、私達も毎年のようにニューヨークへ足を運び舞台を観てきました。黒人中心のAAADTはアルビンエイリー氏によって1958年に創設されました。モダンダンスを主としていますが、今ではコンテンポラリーの作品も多く、ジャズダンス、アフリカンダンス、ヒップホップまであらゆるジャンルの作品を上演しています。拠点のニューヨークでは毎年12月に約1ヶ月間のシーズン公演を行う他、アメリカ国内また世界各国へのツアーも毎年行なっています。世界中での知名度はとても高いのになぜか日本ではバレエやモダン、コンテなどに携わっている人にしか知られていないのが現状です。

そのAAADTで唯一の日本人ダンサーとして活躍されている瀬河寛司さんとは約5年ほど前にニューヨークで出会いました。私達がニューヨークへ行く度にお忙しい中時間を割いてくださり、また奨先生の事も色々と気にかけていただきました。EOS開設時にはお祝いメッセージもいただき今でもホームページに掲載しています。そんな親睦を重ねる中、今回のワークショップが実現致しました。

 

寛司先生と一緒に来日したのはマイケル・ジャクソンJr氏。寛司先生と同期に入団し、カンパニーの看板ダンサーとして活躍されています。

お二人による二日間のワークショップ。小学生対象のクラス、寛司先生のモダンをベースとしたクラス、ジャクソン先生のジャズをベースとしたクラス、そしてアルビンエイリーのレパートリークラスと大変贅沢な内容でした。

 

EOSは開校して3年半。ワークショップとしてお呼びするには時期尚早かなとは思いましたが、時は待たずに流れて行ってしまうものですから、世界の空気を少しでも感じてくれたらとの願いを持ちお呼びする事を決めました。

寛司先生、ジャクソン先生の明るいお人柄と熱意溢れる指導で子どもも大人も皆エイリーの世界を堪能出来たのではないでしょうか。テクニックはもちろん、「感覚に任せる」「自分を信頼する」。うちの生徒にとって最も必要な事が散りばめられていました。

私たちも何度も舞台で観ている作品を直に教えていただき踊れるというのはとても嬉しい時間でした。

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Photo by Ryo Kato

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Photo by Ryo Kato

 

今回はスタジオ外部からもご参加いただきました。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

 

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photo by Ryo Kato

 

ダンスを学んでいく上で一番大切なのは日々の稽古と自己の時間です。それは変わらないのですが、同時に「知る」という事はとても大切ですので今回のワークショップで言葉や動画などではなく五感で感じて知ったという経験をこれからの日々に生かしていって欲しいと思います。そしてこれを機に自分が身を投じようとしている世界の事をより知って、価値観や教養を身につけていって欲しいと願っています。

 

大変貴重で素晴らしい経験をさせていただきました寛司先生、ジャクソン先生本当にありがとうございました!これからの益々のご活躍をお祈りしています。

また旭川にお越しいただける日が来ますよう日々精進してお待ちしています。

 

 

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photo by Ryo Kato